哲学という一見難解なモチーフを、日常の柔らかな風景と、ゆるやかな会話、そして小さな謎でくるんで、やさしく解説してくれる良書。作者さんの知性と良心を感じる小説です。
引っ越し先からちょっと帰省、みたいな感じです。
連載初期からずっと愛読している作品の1つです。カフェでよく見かける今どきの大学院生っぽい女の子。でも、テーブルの上にカントやハイデガーの哲学書が置かれていたら、その子が気になりだしたりしませんか…続きを読む
哲学もミステリも「小難しい」「理屈臭い」と敬遠されがちですが、本当は、日常から見出せる、身近で、ごくありふれた、「みんな」のためのものなのですよね。天才学者や名探偵だって、十分条件でこそあれ必要条…続きを読む
哲学書などを読まなくなって久しく、最近、哲学という文字を書籍中で見たのは、とあるキャラの『哲学的意味がありますか?』という台詞くらいなものでした。本作のライトミステリーの中に散見される哲学的な知…続きを読む
哲学という一般的に馴染みのない学を持つ主人公が、日常に転がる小さな謎を解決していく……、まだ執筆中ですが概ねそのような内容でしょうか。(この後、驚くほど劇的な展開に進む予定であればそれもそれで面白…続きを読む
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