概要
「解説あとがき」みたいな本編
自主企画「大人の夏休み(の宿題)読書感想文気分で原稿用紙10枚以内の文章を書こう」参加作品。
【紹介文】
そういえば小学生の頃、あとがきだけ読んで必死に読書感想文を書いたなあと思い出し、「あとがき」の体裁で書き上げてみました。
※作中作の「炊飯器の~」は架空の小説であり、現実には存在しません。
【紹介文】
そういえば小学生の頃、あとがきだけ読んで必死に読書感想文を書いたなあと思い出し、「あとがき」の体裁で書き上げてみました。
※作中作の「炊飯器の~」は架空の小説であり、現実には存在しません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!文学部的解釈(あまり真剣に読まないで下さい)
この物語は、仮想の小説「炊飯器の恋とイワシの頭」のあとがきである。
多くのあとがきがそうであるように、物語のあらすじとファクターの分解に重きを置き、難解にしてナンセンスな本書の読解を試みている。
私は「炊飯器の恋とイワシの頭」を読んだことはないが、本あとがきから感じたことから、本書の読解に挑んでみようと思う。
まずは主人公。花柄のついた炊飯器という時代めいたモノだ。これは電気炊飯器が家庭における普遍的地位を獲得した70年代の特徴だ。当時は男性と女性の家庭的役割は分離され、台所仕事と言えば主婦の領分であった。花柄は、そのような奥様たちのお気に召すように施されたマーケティングの結果である(同じく…続きを読む