こっくりさんで寄ってくるのは低級霊だと言われています。お狐さんが来るのも怖いけど、そこらにいる浮遊霊がやってくるのも怖い。でもそれより怖いのは……。
狐狗狸さん・・・出たって感じ人の脳は思ったり願ったすると体に反応するそう分析されている現代でも子供の頃には不思議で恐怖の体験だった暇も時間もない今ではいかに、子供の頃は時間がゆったり流れていたんだろうそう考えると貴重でいい時間だった今では同じ思いで共有できる相手がいないから狐狗狸さんの相手がいない。RAYちゃんが側にいたら狐狗狸してみようか
コックリさん、かなり懐かしいと感じた方が多いのではないでしょうか。そのうち何割かは実際に体験しているんでしょうね。だからこそ、読み始めると懐かしさで過去を追体験している気分になりました。
自分も小学生の時にこの『遊びに見せかけた降霊術』をやったことがあります。作者様の巧みな文章がその時のことを思い出させ、まるで自分もその場に一緒にいるかのような既視感と臨場感を覚えました。十円玉の示した言葉、怖すぎます!果たしてソレはどのようにして真実を知ったのか……想像すると更に恐怖が募ります。
凄く怖いじゃないですか……。コックリさんを利用する女の子の嘘の証明。あえて誘いに乗る少女。そこにある思惑。コックリさんのやりとりの中で、交わされる心理合戦は背筋がヒヤリとします。違和感が増していく物語、最後に待っていたラストはトラウマものです。これ、実体験ならもうコックリさんはできませんよね。十円がまるで生きているよう。まさに憑いた。ゾクリとする恐怖、まさにホラー。ひやりとさせて頂きました。
一行ごとに、その場の空気が色濃くなってきて、ああ、これヤバいやつですー!と思いました。読み進める中、頭の片隅に鳴り始めた警鐘はボリュームを上げていき、背中のぞわぞわが急加速、そしてラストは――。私は、例え誰に、どんなに誘われても、決してこれだけはやるまいと心に誓います。誓いますー!
ネタバレになるので詳細は伏せておきますが、10円玉でコックリさんが降霊するなら確実に商売目的で悪用する奴が出そうだなと思い、逆に怖いと感じました。コックリさん自体より、それを利用する奴の方が現実味があって怖いと感じる作品です。
コックリさんと言えば、我々の世代には知らぬ者もいないが、実際に試した話は聞かない。当事者であるかのような恐ろしさを感じた。
とても怖かったです。その上、文の書き方が上手いから、話に引き込まれました!とりあえずこっくりさんはしないでおこう
一度は聞いたことあるこっくりさん。やったことある人もいると思います。そして、作中と同じこと考えた人も多いでしょう。でも、果たしてそれが上手くいくとは限らないと教えてくれる怖さでした。上手な語り口で物語が進みますので、ぜひ、肩の力を抜いてラストを迎えてみてください。何も言わずに電気をつけたくなること間違いなしです!!
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