実話! 怖い話! ギャグ要素もあるよ!

怪談っていうと怖いものって認識を持ってないか? その認識、正解だ、大正解だ! ところがどっこい、カレーに隠し味としてチョコレートを仕込むことで意外性を演出するのと同じように、こちらとしてもただの怖い話だけで終わらないんだ! たとえば『第2話 明るいと、出る』。本来怖い話であるのに笑ってしまった! 出てくるのがアレだなんて!(笑)『第14話 委託管理物件』内容は結構ホラーよりなのに、応援コメントで不覚にも噴き出してしまった! この作者さんのもう一人の主役にしてやられた!(笑)詳しい内容は言えないが、気になったら見てみてくれ! たぶん同じ様に噴き出すはずだぜ!

失礼しました。
ついギャグ要素が好きなのでそればかり取り扱ってしまいましたが、こちらの作品、やはり締めることはきっちりと締めてきます。怖いときは本当に怖かったです。たとえば『第12話 人が、見えない』。やはり一番怖いのは幽霊ではなく、人であることを教えてくれます。他にも『第13話 一人暮らし高齢者』。読んでる途中で変な声が出てしまうくらい怖かったです。あの最後はありかよぉ……と今でも思います。このレビューを書いているときは怪談の季節ではありませんが、それでも十分楽しめるこちらのお話、どうか見てみませんか?

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