10代初めの少年のしなやかさともろさと成長。だが剣が登場すると途端に雰囲気は一変。死と刃の光と文字の間から漂う濃厚なエロスの香り。展開のバランスも人物の配置も素晴らしく、見事な一編。
歴史、特に現代史と映画が好きな婆です。ペンネームは大好きな映画監督、小栗康平氏の愛すべき珠玉の一本「伽耶子のために」からいただきました。紅花と牛肉と米の國から…
突然世界がガラガラと崩れていく中で、少年は、幼なじみの女の子を助けるために不可能に近い旅をする……。崩壊していく社会や、ゾンビ描写もですが、成長過程の丁寧な描写が、リリカルです。この先の二人が、…続きを読む
読み終えて「完璧!」と思いました。Web小説として素晴らしい完成度。まず、出だしの二文が出色です。「誰だって、布団に入って目を閉じたときに空想するシーンがあるでしょ?それと同じさ。」そ…続きを読む
この物語に「何故」は必要ない。 あるのは「どうするか」のみだ。「どうしたいか」は、もう決まっている。それが勝利条件。突き進む物語はきっと、到達するべき不動の星に向かうのだろう。 ああああああ、…続きを読む
ゾンビも剣道も決して好きな題材というわけではないのですが、キャラクターの強烈なインパクトと等身大の主人公のおかげか、ぐいぐい読ませられてしまいました。「弱虫」っぽさのある主人公がこれからどう動い…続きを読む
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