世界が終わるかもしれない瞬間、愛する相手とともにいられなかったら。

たったひと咬みでもされれば死ぬ。
ゾンビと化した人々の中をかいくぐり、数十キロ先の恋する相手を救いに行く決断をした中学生の少年。
愛するたった一人の少女のために、自分の命さえ捧げるように彼は進む。

立ち向かう気持ちがあっても、道は勝手には開かない。
だから少年は多くの武器を手に入れた。
は一本の刀と木刀、仲間と、己の技と、ノート一冊に書き記された『教え』。

細すぎて見えなかった光明を少しずつ、少しずつこじ開け、終わってしまったかのような世界で強く生きる少年に是非心を打たれて欲しい。

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