恐ろしいほどの愛――――

乗り合わせた列車で会ったのは、二人の少女だった。
これから求婚しようというその彼に、彼女が語ったのは恐ろしいほどの愛だった。
見て見ぬふり。気づかないふり。
根底にある感情に蓋をした少女が犯した行動は、紛れもない愛。
しかしその薄皮一枚を隔てた先にある恐ろしさは、簡単に言葉にはできない驚愕の行動だった。
美しいものは、時に人を狂わせる。
それは本人のみならず、周囲の人物さえも――――。

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