美しさとは。愛とは。

愛するものが愛せなくなったら-
美しいと思っていたものが美しく思えなくなったら-
私たちは多くの場合まず外観から美しい醜いを決める。そして、美しいものを愛する。
だが、絶対だと思っているそれが崩れたら? あまりにもおぞましい。そして、そのおぞましさは、私たちにとってはお話しの中のものではない。
私はこの作者の作品の中では一番引き込まれた。
惜しむらくは終盤が説明過多な点だ。語りたいきもちを抑え、ギルダの顔という衝撃を言葉を絞って締めくくると、もっと劇的になるだろう。

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