霧と炎が映し出す恐怖とは。

 見ず知らずの他人たちと囲むキャンプファイアー。
 彼らはそれぞれ事情がありそうだが、同じ火に照らされ同じ時を共有していた……その時までは。

 霧に閉ざされた山奥のキャンプ場で幕を開ける、抜け出せない恐怖。
 それぞれの真相に迫っていく中で、主人公のことすら信じられなくなる、じわじわとした不気味さと、キャンプ描写が見所です。
 書籍版が刊行されているとのことで、そちらも拝読したいと思います。

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