魔法使いと珈琲を

作者 宇部 松清

日本のどこかで暮らしていそうな家庭を舞台とした心の温まるラノベです。

  • ★★★ Excellent!!!

中学校の英語の宿題が自分の人生を変える事になるなんて、普通は夢想だにしない。でも、主人公の場合は、そんなっちゃったんですねぇ。
しかも、母親から告げられるわけです。「実はね…」と。平たく言えば「あなたは人狼よ。私は狼に身を委ねたの」と。
「えっ! 俺、狼の子なの?」ってな作品です。それでも主人公は非行の道に逸れないんですなぁ。母親を始め、周囲の人の愛情に恵まれて。その温かさが最大の、推薦ポイントです。
さて、本作品に登場する父親は、狼ではなくて、正体不明の魔法使いです。父親探しは子供の定め、いや務め。見付けるには、自分も魔法使いにならなくちゃ…と言う事で、ロールプレイングゲームみたいな展開となります。旅には出ないんですが、レベルは上がって行きます。
最後はね、良い感じで落ち着くべき処に落ち着きます。安心して読み進められる、メルヘンチックな作品です。
私は殆ど一気読みでした。帰宅後までスマホに没頭すると妻が怒り始めるので、通勤電車の道中に限った一気読みでしたが。

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