『笶C修・ミス・xシユf・c・』←これが俺の名前か!そりゃないって
主人公の澄原幸典《すみはらこうすけ》は普通の男子高校生だった。
ある日、ふと「異世界いきたいなぁ」とつぶやいたのが偶然にも幸典の妹・萌愛《もあ》の耳に入る。
ゴスッ
金属バット的な何かで、あっさり妹に撲殺された主人公が次に目覚めたそこは紛れもなく異世界だった。
ただし……
見た目には何の変化もないのに、名前もステータスもスキルですら文字化けだらけ。
試しに使ってみるも、その効果はランダムで変化し、時には大ピンチに陥ることも。
おまけに幸典の転生において手続きしたとかいう天の声(転生管理の女神)から
「君には勇者となってその世界の魔王を倒して貰います」
とか言われる始末。
いやいや、折角の転生なんだしさ。
完全無敵だなんて欲は言わないまでも、強力な背後霊呼び出して時を止めてURYYYできるとか、神の定めで死ねない農夫とか、金髪になってエネルギー波撃てるとか、瞳孔がギュルンギュルン動いたり風の爆発玉投げてニンニンしたりとか、3つの入れ墨を手の甲に埋める代わりに過去の英雄を使役したりとかetc……くらいは、あってもいいだろうと幸典は思うのだが。
ないんだなぁこれが。
あるのはバグいステだけで本当に勇者かどうかもあやしい。
こんなはずじゃあなかった。
そんな叫びも虚しく始まる異世界冒険物語。
タイトル『バグってますが推定勇者です』
ここに開幕。