残悔のリベラル -under the "in the sun"-

作者 五色ヶ原たしぎ

天蓋に鳥よ謳えと叫ぶ刻

  • ★★★ Excellent!!!

倫理の迷宮と論理の海に渡る橋。
此処で生まれた果実は、如何に熟れても愁う事は無い。
ヒトの罪は108を数え、其れはヒトを規範するドグマだ。

大海に降る雨は天蓋から齎される。
小さな世界に篩う神。細き指は冷めた熱を以て、パラドクスを縒っては別ける。

我々の眼が捉える事の無い小さな鎖が、静かに功徳を彫り込んでは軛に縄を結ぶ。

人類よ恒久たれ。安寧のカタチを押し込めた匣を覗く事は赦されざる罪と識れ。

此れこそが<harmony>なのだから。

…否、只の”器官”か。

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 主人公はヒュムという存在意義、自身の存在意義に悩みながら日々を過ごしている。閉ざされた空間で、何が幸せなのか、そもそも幸せに自分はなっていいのか――様々なことを考えながら、講義を続ける。
 いずれ… 続きを読む

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