Lust of vain empathy―アンドロイドは空蝉に愛を視るか―

作者 蔵沢・リビングデッド・秋

あなたにとっての確かなカタチを探しに

  • ★★★ Excellent!!!

アンドロイドが普及し、ヒトが構成する社会に深く浸透した時代。
一人の少女型アンドロイドから話は始まる。
燻ぶ倫理、与えられる愛情と快楽、利益と使役。

司法の手による犯罪捜査も大きく変質し、捜査及び任務を担う司法局対偶像課なる部署が存在する。対偶像課所属の特殊介入官である佐切彩夏は捜査を進める途中に『変わった』アンドロイドと接触、その瞬間から彼女の運命が動き出す。

ヒトとそれ以外の差異は何か?物質の集合でないなら一体何を以て特異性を定義するか?魂に果たして重みはあるか?そして、アンドロイドは空蝉に愛を視るか――

「理性的で感情的で緻密に構築された純粋な狂気」
その謳い文句に偽り無し。脳髄の奥まで蕩かす様な、甘く苦い純粋な狂気が此処に組まれているのだ。その『愛』は確かにあなたの意識をノックするだろう。

信じるモノは何ですか?夢見るモノは何ですか?それは確かに在りますか?
あなたにとっての確かなカタチを探しに行きましょう。

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