残悔のリベラル -under the "in the sun"-

作者 睡蓮たしぎ

この世界は誰のためのものなのか。

  • ★★★ Excellent!!!

「Absolute04」EP12-04まで読んでのレビューです。

まず、この作品の特長は、独特のルビだと思います。
例えば、「携帯端末」のことを《ワールドリンク》と言ったり、ドライヤーのことを「鳥型送風機」、《ロビンタイプ》と言ったり、他にも《ブリキックハート》、《ヒアリングスポット》、《サブリメイション》などなど、とにかくたくさんのルビが振られています。
元の言葉とルビの言葉を読んで、「おぉ、こう読ませるのか!」と思ったり、「この読み方は奥が深いなあ」と感心したりします。

このルビが近未来感の演出に一役買っています。
作者さまはルビ振りの達人ですっ!

次に、登場人物が魅力あふれています。
主人公・雪白ホムラさんの考え方、行動の仕方は読み手の共感を誘い、一緒になってこの物語の結末を見守りたくなります。
登場するキャラクターは、ホムラさんの意見に賛成する味方側なのか、それとも敵対する側なのか謎が多く、読みながらサスペンスのようなハラハラ感が味わえます。

私個人的に好きなキャラクターはテラくんと、アリスちゃん。
彼らは「ヒュム」と呼ばれる人物なのですが、それが何かは、ぜひ読んで確かめてみてください。

そして最後にストーリー展開。
近未来、人工生命をテーマにした物語で、そこにある倫理観や価値観、生命について、問題提起されていて、とても考えされられる内容となっています。

いよいよ終盤となり、どんな結末になるのか楽しみです♪

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