概要
おれは吸血鬼で親父はベストセラー・ミステリー作家(仮)
男子でありながら女子の体を持つナオはネット小説家であり吸血鬼であり探偵である。
恋人というか友だちのハチバンは、物語の展開に納得できない、というのが口ぐせの、ごく普通だけど設定が安定していない女子である。
ある日、ナオのマンションの机に、一枚の画像と「私はここにいます」というメッセージがプリントアウトされた紙が置かれていた。
私は誰で、こことはどこで、その私は何を望んでいるのか。
なお、属性を問題・テーマとするような、真面目な話ではありません。
恋人というか友だちのハチバンは、物語の展開に納得できない、というのが口ぐせの、ごく普通だけど設定が安定していない女子である。
ある日、ナオのマンションの机に、一枚の画像と「私はここにいます」というメッセージがプリントアウトされた紙が置かれていた。
私は誰で、こことはどこで、その私は何を望んでいるのか。
なお、属性を問題・テーマとするような、真面目な話ではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!メタTS吸血鬼、世界を漫遊す。
物語〈フィクション〉にはお話としての型、パターンがあります。
多くの物語は先人が作り上げてきたそうした何かしらのパターンをうまい具合に組み合わせて新しい物語を構成するわけですが、そのどの過去作品のどのパターンを参照したのかを逐一言及し、それを積み重ねていくことで一本の物語に仕立て上げてしまったのが本作品です。実にメタい。
自分がいる世界がもし何かの物語であるとしたら――
惜しみなく披露される映画、アニメ、小説等の演出技法に関する小ネタ。どこからともなく流れ出すBGM。突如降臨する創造神。登場人物全員で酒を飲み語らうシーンを設定するために舞台を未成年の飲酒が認められている国へぴょんと移して…続きを読む