文章のテンポが愛らしくて、あやかしさんが普通に存在している世界をそのまま受け入れることができました。キャラがみんな魅力的でいいですね。こんなあやかしさんたちになら、試されても許しちゃいます。異種間の微妙に緊張感が漂うやりとり、そこに生まれつつある信頼や愛情がほんのり感じられてよかったです。ラスト、主人公がかわいいだけじゃないとわかって、にんまりしました。冒頭の揚げもみじの描写、おいしそうですね! 食べたくなりました。当方宮島出身なので、紅葉谷公園や弥山などが出てくるのも嬉しかったです。続編も読んでみたいです。
そこに行かなければ味わえないグルメ、そこに行かなければ会えないあやかしさん。 世界遺産の島グルメの裏メニューを、あやかしさんに紹介してほしいです。 “おなじみ”さんから“ならでは”さんまで、あやかしさんお見知りおきを!
ネタバレを含みます。ご注意下さい。異質なものと向き合うこと。それはなかなかに度胸がいて、覚悟がいるものです。それが感じられる作品でもあるのではないでしょうか。
美味しそうな食べ物のようすにお腹が鳴り、丁寧な場所の雰囲気にまるで観光をしているよう。そしてヒロインの可部さんの、中身の可愛さと反比例したポーカーフェイスぶりにワクワクします。
のんびり丁寧に語られる、あやかしさんと、風景とが綺麗。淡い月光と何かが潜む暗闇が穏やかに並んでいるような。怖い人も神鴉さんの美しさも見えるよう。そしてそして、まさかの(笑)是非堪能してもらいたい。続きがあったら読みたいです!
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