森村直也

あやかしさんはあやかしさんの社会で今まで生きてきたわけで。人と重なってあやかしさん同士も顔を合わせて生活するには、色々と。 地御前のセンターの静なのに賑やかな日常を垣間見られてほっ…続きを読む

のんびり丁寧に語られる、あやかしさんと、風景とが綺麗。淡い月光と何かが潜む暗闇が穏やかに並んでいるような。 怖い人も神鴉さんの美しさも見えるよう。 そしてそして、まさかの（笑） 是…続きを読む

触手、宇宙人、人外。 これだけのキーワードを揃えながら、生活は哀しいほどにリアルで、けれどホッとする。 読んでいる間中、優しく暖かい時間が 流れているかのよう。 春の陽射しを思い浮…続きを読む

麗らかな日。美味しそうな朝ご飯。柔らかく過ぎる情景。 丁寧な、吹き抜ける風さえも感じさせる描写を重ねるからこその深さと結末を是非味わって欲しい。 そして、もう一度最初から、読んでみ…続きを読む

ため息が出るほど綺麗な風景の中のふたりの女の独白劇。
謎めいた前編。すがすがしい寂しさを残す後編。
ワンライ、即興ベースというのが再読であっても信じられない完成度です。

ワンライ作品。三者三様、誓い合う様を描いた後の結末の、描かれない『結果』が見えるこんな感じは見事いうほかないだろう。
読み応えのある歴史小説。

ワンライ作品である。お題のある即興だが、即興とは思えない世界観に『成した後』という難しい舞台をぶつけてきて、物語らしい意外な、けれども納得の行く、ラストへ向かう。 ２話目さらにその…続きを読む