夢みるBOY ~なんちゃってSF短編集~

作者 いぐあな

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★★★ Excellent!!!

絵本のような朗らかな展開から始まり、徐々にSF的な世界観が明かされ、そこからのどんでん返しがすごかったです。まるで救いようがないように見えるけど、当事者視点で見ると決して「不幸」なだけではないのかなと。
物凄く密度の濃い短編でございました。

★★★ Excellent!!!

余りにも微細な描写がスゴイ。
というのも、読み直せばコレらは単なる情景描写ではなく、
BOYのパーソナリティ――その示唆も兼ねられている事に、かなり後になってから気付きました。微細というより精密と言い換えた方がいいでしょうか。

そして、密接世代の末裔を賜りながらも、
衰退も繁栄も見出せないエゴの環に身を投じる彼に哀愁を覚えました。
だとしても回り続けるのでしょうね。継いでくれる新たな家族が現れるまで――
次の作品も楽しみにしています! ではまた、本日もお疲れ様です。

★★★ Excellent!!!

作品に流れる雰囲気が不思議な感覚を覚えさせ、そして読み進めるうちに次第に寂しさが募ってくる。読み終わったときは、寂しさのなかにも爽やかな風が通った感じ。
いっとき、生きているということはどういう状態であるかということを考えさせられる、とても良い作品だと思います。