血も涙も無いのは
ここ迄で分かった事。アイツらは何かしら常人では無いような能力を備えているという事。ならば凡人の俺が勝てるのか…いや、一撃だけなら……────
『かかって来てよ〜〜!僕がつまんないでしょ?眠気を醒ませるようなネタ無いの?李蠹ちゃんhelp!!』
『ったく…お前は寝るな、分かったな ?寝たらこの間みたいになる』
『はいはい、分かってるよ〜18回も失敗したんだし?』
『っ…アンタら俺を除いて何の話してんだ…?』
『あ、ごめんごめん〜…ちょーっとね?で?かかって来ないの?』
『……』
殺気を無くしスゥ…と息を吸って思いっきり蹴り飛ばした…様に見えた。アイツはヘラヘラと笑い髪の毛1本の間を残して避け切っていた。
『あはッあははッ♪これさ、楽し✨この当たったよね?って顔w』
『蕗亜!?遊ぶんじゃ無いわよ!?本質を見抜く為でしょ!』
『はぁい♪よし、第2波に期待✨』
『お前なぁ…遊ぶな💢』
『だってだって本気になれる相手じゃないし?本気とかキャー!だよ?危なぁい♪』
『なら、俺が相t…』
言いかけた所でガシャ!ッと大きな破壊音が響いた。
『アレ?予想はしてたけどさ、こんなに遅いなんて〜襄君良く見とくんだよ?アレは───バケモノだから。』
フワッと笑ってそう言うとさっきのドアを蹴破って入って来たのは小柄の男。
『やぁ✨ヤミちゃん久しぶりだねぇ?また、擦り傷増えたね?けど、肌白くて可愛い〜〜✨それに男の子なのに長髪とか萌だよね?✨あ〜癒し癒しが増えt((蹴』
『ヤミちゃんじゃねぇ…何回言わせんだよ?俺は
『ヤミちゃんこそ何回聞けば分かるのさ?僕はフェミニスト!✨男女関係なしのね?にしても2週間と4日ぶりだねぇ?もう可愛くなっちゃって♪やっぱり第2のお嫁さn((蹴』
『巫山戯んな、そして死ね』
『あ、襄君はさぁ僕とヤミちゃんどっちが強そうに見える?w』
『そりゃあ、ソチらさんの方。ロリコンが強そうには見えないし…』
『ありゃま〜?やっぱり僕弱そう?うん、弱いんだけどね?』
ヘラヘラと笑う。横で冷淡な口調のドS男。
『て事でか弱い僕を守ってくれる様な可愛いお嫁さん大募集中〜✨』
と言い終わると同時にボソッっと言った。
『……*精巧器械の憂鬱*』
夜中まで続いた仲間炙り出しゲームはドS男
により一時的に終わった。
『つまらないね〜〜折角名案だと思ったのに♪また、今度しようか』
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