🖋———あとがき———✉️

(あとがき)

 私は、日常生活において、ふと京都に想いを馳せる時がある——。


 それは、季節の変わり目に多い気がする。



 ああ、もう桜の季節か——、そう思えば、「哲学の道」が思い浮かぶし、夏の蝉の鳴き声を聴けば、京都じゃもっと暑いんだろうな、とか思ってしまうけど、「祇園祭」のコンチキチン♪の音は聞きたくなったり——。

 秋の虫の音を聞けば、嵯峨野の「祇王寺」とかに行きたくなる。

 冬はといえば、「紅白歌合戦」が終わり、画面が「ゆく年くる年」に変わると、「おけら詣り」の火縄の匂いがしてきて、「おけいはん」に乗りたくなったり。


 そんな京都が大好きで、そこであるかもしれない恋の話を創っては皆様に読んで頂いたこの二ヶ月ですが、新緑の五月にようやく脱稿の日がやって来ました。

 ひとえに、ご愛読頂いた読者様のおかげと改めて感謝申し上げます。


 ありがとうございました。


 では、これにて———。       

                作者:千葉 七星


             平成二十九年 五月三日

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【恋文】京都に恋して、京都で恋して 千葉七星 @7stars

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