京都の名所に絡めて、その場の雰囲気にぴったりの恋物語が綴られていく。
新しく芽生えたばかりの恋。今の幸せへと続く思い出の中の恋。切なく燃え上がる禁断の恋……色々な恋の形を読み進めていくと、きっと、自分の恋路によく似た物語が見つかるはず。
ちょっとした地理的な説明や場所の描写は、実際に京都を知っている人間なら「ああ、そうそう、その通り」と思わずニヤついてしまう。以前、京都で暮らしていた私は、実際に行ったことのある場所のエピソードから読み進めている。
一話完結だからこそ、楽しみ方は人それぞれ。さて、あなたは第一話から読む派?それとも……?