色とりどりな恋慕の短編集です。

ハッピーエンドにふたりの今後の関係が気になるものまで、SFチックにまたはミステリーに、あるいはリアリティにと繊細かつ丁寧な表現で描かれています。

個人的には、友達以上恋人未満から脱却できないでいる、心地よいあやふやさに右往左往するお話が好きなので「恋愛未遂」は琴線をかき鳴らしまくりでした。

また「ラストクリスマス」の後ろめたさときたら身に覚えがあって毎回心臓どきどきです。
本当に結末が気になります。

是非ともご一読を。
きっとお気に召される恋愛が見つかると思います！