<part :number=05:title=全作品カタログ・作品の傾向・まとめ/>

① 笑う Revised 1『AI』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882673045


② セテウスの証明論『AI』『意識』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882672146


③ 平衡の果て『宇宙』『ループ』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882676398


④ Milk Puzzle『電脳』『意識』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882673465


⑤ Never Ending Story『ミリタリー』『意識』『ループ』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882671682


⑥ 適者『ポスト・アポカリプス』『ミステリー』『意識』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882680656


⑦ そこからは誰かの彼岸『ポストアポカリプス』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882678431


⑧ 模倣因子『創作論』『言語』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882696221


⑨ ニネヴェの司書『過去』『言語』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882674910


⑩ 屑鉄の惑星『ポストアポカリプス』『ファンタジー』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882695468


⑪ ゲノム葬列『遺伝子』『意識』『AI』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882673506


⑫ 救済のルシファー『意識』『ファンタジー』『ループ』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882704081


⑬ Self Engine『ノンフィクション?』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882709002


⑭ アップデートに失敗しました『遺伝子』『意識』『AI』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882710148


⑮ 感染言語『言語』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881065478


⑯ 蛮族SF?『言語』『ループ』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882719858


⑰ Angelfish『意識』『AI』『アンドロイド』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882697123


⑱ 意識的情動的身体的機械少女『意識』『AI』『アンドロイド』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882681738


⑲ 『海に還る』『ポスト・アポカリプス』『電脳』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882742185


⑳ サロゲート『ミリタリー』『意識』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881622909


㉑ 21グラムの慰め『意識』『遺伝子』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882776053


㉒ 全裸の大罪『ミリタリー』『意識』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882678592


㉓ 砂塵の都『構造体』『ポストアポカリプス』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882019188


㉔ Word in Wonder World『言語』『ディストピア』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882701958


㉕ 電脳歌姫の誕生と消滅『AI』『アイドル』『スピンオフ』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882633419


㉖ クリアな牢獄『意識』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882781993


㉗ 楽園への扉『言語』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882710535


㉘ White Cube『AI』『芸術』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882721481


㉙ 炭都胎界『事故』『脱出』『意識』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882800620


㉚ mitochondria『AI』『ディストピア』『ミトコンドリア』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882757146


㉛ Rick Adamsun's Blog『電脳』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882621269


㉜ Good-Bye, My Dear.『意識』『AI』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882807974


㉝ 或る蝙蝠の話。『世界情勢』『戦争』 

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882808158


㉞ From Mushroom Kingdom, With Love『記憶喪失』『戦争』『意識』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882805818


㉟ ホームランド・スタンドアローン『アンドロイド』『意識』『ミリタリー』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054882802929



ななせ「こんな感じで、ずらりと――『エントリー作品』の『特徴』を『タグ』でまとめてみたんだすけど、本当にバラエティ豊かです!」


七瀬 「現代、未来はもちろん。宇宙、ポストアポカリプス、ファンタジー、過去まで、本当に様々だね」


N氏 「創作論や自伝的な作品まで、これで数冊の本がつくれる分量だ」


ななせ「これだけ幅広い作品が一堂に会すというのは、何かの『コンテスト』や『新人賞』でもない限り、なかなかないんじゃないかなあと思います。そして、作品の内容なのですが――基本的には『意識』と『言語』の二つの『タグ』が、大半を占めています」


七瀬 「『意識』は『ハーモニー』、『言語』は『虐殺器官』からの影響だと思うんだけど――とにかく『意識』を扱った作品が多いね!」


ななせ「『ハーモニー』の影響が強いんだと思います! 『虐殺器官』を意識した『ミリタリー作品』が集まらなかったのは意外でしたね。『ミリタリー』自体は少なくないんですけど、もっと戦闘シーンてんこ盛りな血生臭い作品が集まるかなあとも思っていました」


七瀬「そのあたりは、文字数もあると思うなあ。やっぱり戦闘シーンを入れるには動機づけや敵の存在も必要だし、集まった作品は一万字前後の作品が多くて、一万字以下の作品でやるにはなかなか難しいと思うよ」


ななせ「たしかにそうですね。N氏は何か気が付いたことはありますか」


N氏 「『意識』と『言語』に次いで多かった『AI』を扱った作品だが、これはやはり、昨今の現実での『AI』事情が強く反映されているように思う」


ななせ「確かに。将棋や囲碁では、もう『AI』のほうが強いなんて言われてますしね。海外では人事に『AI』を使っていて、人間の首を切ったり、査定をしたるするのは、すでに『AI』の仕事になっていたりします。今回集まった作品でも、『AI』に仕事を奪われたり、『AI』によって芸術が不要になっていたりと世知辛いのですが、つい先日『AI』が『カラーコーディネート』をしてくれるという記事を見て、芸術やクリエイティブな分野も犯され始めてるなあと感じましたね」


N氏 「そう言ったことを敏感に感じ取った作者たちのアンテナが、今回の作品に結びついているのかもしれない。これが別の作者のトリビュートではどのようになるかは少し興味がある」


ななせ「別の作者というと――フィリップ・k・ディックや、ロバート・A・ハインライン、アイザック・アシモフ、アーサー・c・クラーク、グレッグ・イーガンあたりですか?」


N氏 「うむ」


ななせ「ディックやイーガンのトリビュートとかは、見てみたい気もしますけどね!」


七瀬 「やめよう。また軽はずみなことを言うと、毎晩徹夜する羽目になるから……」


ななせ「確かに……この企画も深夜の軽はずみなツイートですからね。口は災いのもとですね」


七瀬 「とは言っても、それほど大変だったわけでも、辛かったわけでもないんだけどね。この企画をやって本当に良かったなあと思っているしね」


ななせ「そうですね。色々な作者さんと交流できましたし、たくさんの作品を読んでの発見もありました。非常に有意義な一か月と少しの時間を過ごせましたね! 人様の原稿をお預かりするという、なんちゃって編集的な気分も味わえて――毎日、参加作品の☆の数やPVを見に行ったりなんかしては、『もっと読まれて欲しいなあ』とか、『おおっ、☆がついたぞ!』なんて、自分の作品以上に気になってましたからね」


七瀬 「そう考えると、小説に限らず編集者というのは大変な仕事だよね」


ななせ「そう思います。今回のこの企画は、預かった作品を紹介するだけですけど、編集者の方々は一から作品に関わって、作者と一緒に作品を作っていくわけですからね。考えただけで胃に穴が開きそうですね……」


七瀬 「売れなきゃ終わりの世界だからね」


N氏 「売れ線に走りたくなる気持ちも分らなくはない」


ななせ「なんか暗くなってきたな……とまぁ、こんな感じで本当に楽しく有意義な時間を過ごすことができました! これも参加してくれた作者さんと、この企画を読んでくれた読者の方々のおかげですね。でも、まだ完結していない作品も多くあるので、それらが完結するのも楽しみに待ちたいと思います!」


七瀬 「僕たちの集いもこれで終わりだね」


N氏 「我々は集合知の一部となり、いずれより上部の構造に移行するまでネットの海をさまよい続ける」


ななせ「えー、それではこれをもって〈カクヨム計劃トリビュート/〉を終わりたいと思います。しかし、この列車に終着駅はありません。なぜなら――『計劃(project)』は止まらないのだから!」


七瀬 「決まったねえ」


N氏 「うむ」


ななせ「それじゃあ、僕たちもそろそろ……」 



「このまま――見ていてくれる……」

「何を……」

「私の――意識の――終わりを」



 ひゅーひゅーひゅひゅー。

 ひゅーひゅーひゅー。



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