概要
"南部根元記" と "津軽一統志" より導き出した個人的結論
隠された真相とは何か?!
津軽為信が決起するまでを描く。
奥州戦国絵巻物。
津軽為信が決起するまでを描く。
奥州戦国絵巻物。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!『信長の野望-創造-』統率85武勇73知略91政治86:津軽為信の物語
津軽為信と言えば、『信長の野望』シリーズファンには
「東北に何か能力が高い武将がいるな」程度の認知しか
ないかと思います。
当然、同時期に尾張から京に上って覇権を握った織田信長を
中心とし、畿内周辺でおこなわれていた”天下争い”にその姿は
現れません。
しかし、別に畿内だけが天下だったわけもなく、本州北端に
近い津軽にも民があり、その暮らしを案じる領主がありました。
その人が本作で描かれる、津軽為信です。
本作は久慈氏から大浦氏に入って大浦為信を名乗った頃の
津軽為信がどのようにしてその知略を磨いていったか、
苦しい立場と悲しい経験からより強くなっていく姿を描いて
余すところがありま…続きを読む - ★★★ Excellent!!!男たちの戦国浪漫は東北地方にもあった
大浦(津軽)為信という男の半生を軸にした、戦国時代における北東北の物語です。
いわゆる有名武将は出てきません。南部なら名前ぐらいは分かるかな?といった程度。時々知っている名前を見掛けても「遠い他国の話」。
ですが、けして地味な話ではありません。
いえ、色で言えばモノクロでしょう。冬の真っ白な雪田、夏の黒々とした山が目に浮かぶようです。
しかし熱い。ここでは男たちの思いがぶつかり合っている。
まさにロマン。
ハードボイルドな、劇画調の映像が浮かんでくるようです。
為信は南部一族の下っぱ、大浦氏の当主ではありますが、婿養子で肩身が狭い。家中の人々は為信を先代の嫡子が成長するまで…続きを読む