10-2 死際への応援コメント
なんだかんだ言って万次はやっぱりかっこいいですね。
彼には男のロマンみたいなものを感じます。
いえ、万次だけでなく、こちらの作品は全体的にハードボイルドを感じられてかっこいいのですが……。
作者からの返信
”万次”は今でいうところの暴力団組長ですし、その中でも義侠的な要素が強い人をイメージしています。歴史書ではOOという武将が~OOという公家に~~なんてのが書いてありますが、それはあくまで表の世界。裏の世界は歴史書に記す必要はないし、知るすべがありません。一方で表と裏は密接に絡み合っているので、この作品を書く上で無視できませんでした。
”万次”は平気で悪事を企んで、実際に行動に移します。ただその根底には確固たる意志がある。”仲間に夢を見させる”。自分も含め下賤であったり世の中からはぐれた者、他所から逃げてきて生きるだけで必死な者。彼らを擁し、世の中に対して必死に抗い、かき乱す。
現代においてこのような人物はあってならないのですが、ロマンを感じてくださったとのこと。光栄でございます。
8-3 統一の志への応援コメント
とうとう津軽統一ということばが出てきましたね……!
防風や治水といった一見地味な政策が領地経営のかなめになること、こういう点を指摘してくださる作品は貴重だなと思います。
為信の決起の日も近い……!?
作者からの返信
実際に防風と治水に取り掛かったのは、津軽藩成立後の二代目藩主からみたいです。本当のところ為信自身にその着想があったかどうかはわかりませんが、あっただろう(もしくはあってほしい)想いで書きました!
決起もだいぶ近づいてきました。定説の堀越騒動ならその時が決起したときになるのですが、本作の場合だと違うバージョンになっています。そこへ至るまでも紆余曲折。もう少しです。お楽しみください。
7-4 凶刃への応援コメント
ここのところの一連の鬼気迫る展開が恐ろしいような面白いような、言い知れぬ興奮を覚えて震えています。
為信、変わったなあ……。
小笠原がどうなるのかとても気になります。出てこない他の他国者たちも……。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
まず堀越騒動には大きく2説が存在します。
①為信が石川高信を攻め滅ぼし、津軽統一へ名乗りを上げる。
②高信次子の政信との宴会で、政信含む多くの者が毒殺される。
一般的に有名なのが①でして、戦国物のゲームではこちらが採用されています。②では為信は生き残った一人として追及を受けていく羽目になります。(年数や場所等の食い違いはありますが、大まかに言うとこんな感じです。)ちなみに①と②どちらも起きたということは、調べている限りではあり得ないようです。
今作では、為信一人のみ生き残りました。その悲惨な事件は、彼を否応なく変えました。正確に言うと完全に変わったのではなく、変わらざるを得なくなったんです。その過酷な運命は、周りの者たちをも巻き込んでいきます。そう、もちろん小笠原もです。
これからの展開をお楽しみに♪
1-1 幕開けへの応援コメント
九戸様、プロ作家でしょうか?時代物に馴染み浅いのに、何か私を惹き付けました。
冒頭の出だし、参考にさせて頂きます。いおとれもん
作者からの返信
僕は本名も九戸様ではないものの、参考にしていただけるのは光栄です。
どうぞ良い作品の一助になれば。