雷蔵から市川雷蔵を思い出してきました。もし映画化するなら彼にしてほしい。もういないけど。それぐらいの物語です。
冒頭に、徳川だ徳河だ、と戯言っぽいプロローグが控えています。これって、オチャラケ路線なの?と思って読み始めましたが、重厚な時代小説です。筑前筑後さんはファンの期待を裏切りません。幾つものエピ…続きを読む
まずは第一部を読みました。時代物としても剣術物としても面白かったのですが、この話の本質はやはり父を見る子の話と思います。子があまり多くを語らない父の行動を見て、なぜそうしたのか、自分もそうしな…続きを読む
かつてアルファポリスの歴史・時代小説大賞で特別賞を受賞した快作が完全版として更にパワーアップしました!とにかくカッコいい時代劇を読みたい方にオススメ!一見すると虚無的な少年剣士と、その父親が、…続きを読む
余分なものがそぎ落とされた文章は、まさに剣の道を歩んでいた主人公たちを思わせる。さらに、時代考証に裏打ちされた現実味がある。そんな中で、主人公の少年の心の動きがつぶさに表現され、感情移入しやすい。…続きを読む
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