彼女は最期、ひとりだったのでしょうか――。

認知症のおばあさんと、限りなく人間に近い姿をした介護ロボットのお話。

心を壊してしまった人間と、心を持たない機械。
両者の間には何があったのか。その最期のふれあいに、意味はあったのか。

近未来に起こりうるであろう出来事を通して、《心》とは《記憶》とは《人間》とは何かを考えさせられました。

ちなみに《ラポール》という言葉を調べてみたのですが、心理学用語で《心が通い合っている関係》という意味もあるようで、ニヤリとさせられました。

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