最期の時は、ロボットと共に

プログラミング通りに動くロボットの介護を受けながら、人生最期の時を過ごした伯母さんの様子、そしてそれを見守るはずだった者たちの様子を第三者から見つめた、やがて現実に起こりそうなノンフィクションに近い物語。

最後に突きつけられる問いは、読み手によって様々な答えが出てくると思いますが、自分はそれでもきっと伯母さんは最期まで自らを構い、話し相手になってくれる存在がいた事に十分な価値がある気がします。例えそれが、プログラム通りだったとしても……。

その他のおすすめレビュー

腹筋崩壊参謀さんの他のおすすめレビュー517