身に纏うは熱き炎。蘇った人類を喰らう人型古代生物をなぎ倒せ!!

 特撮好きにはたまらない変身モノの小説です。

 冒頭古代遺跡を発掘していたら、謎の生物が――――

 舞台は変わってごく普通の高校。
 祖母と叔母の二人と暮らす主人公は、ある日とある事件に遭遇する。
 その日を境に崩れゆく日常。

 それまで仲が良かった友人の奇妙な行動、時折変わって見える姿。
 同じく母親を亡くしても気丈に、というか能天気な、毎日のように告白して愛情表現を隠さない後輩。

 その背後では、頭部をまるまる喰いちぎられる猟奇事件が多発していた。
 そして主人公の前に現われる怪人。右手を喪った主人公が、本人も無意識のうちにとった行動とは――――?

 様々な特撮作品のオマージュをふんだんに取り入れつつ、警察の捜査、多人数の一人称を使い分けることでリアリティを高めています。
 異形の力に心身ともに侵食される恐怖、自分の力の至らなさ。
 それらを克服した時、少年は真の戦士に変貌する。

 果たして生き残るのはどちらの種族か!?

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