山登りの先に見えるものは、登山者を労う美しい花たち。オオヤマレンゲを検索して、美しさを確認しました。作中の『わたしには、思い出があればいい。思い出は褪せないし、盗られることもない。場所も取らない』はとてもいい詞(ことば)だと思います。なかなか真似できないけど、そう言える人間になりたいと思いました。
私が無知なだけかもしれませんが、びっくりしました。それでなくても島根県境は魔境のイメージ。ワニとか食べるし。。。
自分は余り山に登ったりはしない。インドアもインドア、ヒキコモリだがこういった話を読むと気分だけでも少し自然に触れたような気になれる。心の旅とは良く言ったものだ。
「オオヤマレンゲ」は恥ずかしながら、初めて聞いた植物です。神々しいというか、かわいらしい描写でしたね。 山に……と、いっても小生の田舎は山しかない所です。でも、こんなに素敵な山登りはしたことがありません。山に詳しい人と登ると、こんなに素敵な発見があるのですね。 小生の田舎で山菜やキノコで毎年有毒植物の話題が出るのは、山に詳しくないからです。そして、ギフチョウとヒメギフチョウという2種類の蝶が共生しているのは、珍しいことです。 ああ、本当に山に行って、小生も運動不足解消と素敵な発見の一石二鳥の日々を過ごしてみたいです。
山登りを通して自然とどう接すればいいか、この作品は教えてくれています。とっていいのは写真だけ、残していいのは思い出だけこの合言葉が素敵です。自然はそこにあるからこそ価値がある、ということを教えてくれます。
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