電車に乗りながら回想する話です。会話文はなく、モノローグで進みますが、それがいやにマッチしていて、知らない相手に共感してしまいます。ラストも余韻を残していて、いい感じです!次の話にも期待して星三つ送らせて頂きます。
読み終えて「うわ〜」とつい言ってしまいました。続きすっごく気になるのに読みたいような読みたくないような。思い出って美化されちゃうのに、昔と変わらない優しい彼。…きっと続き読んじゃいます(笑)
こういう風に日常を描写するだけでも、文章力や語彙力一つで美しく見えるのだから言葉とは不可思議な存在だと改めて思わされます。想い人との出会いと別れ、そして不器用ながらも密かに想いを引き摺っている感じもほろ苦くて素敵でした。間の取り方や雰囲気、見習いたい点が多々ある素晴らしい一作でございます。
蜜柑さん経由で来ました。随所に誘い水を巻いていますね。”右腕の傷”なんて臭いがプンプン。しばらく考えていましたが、アイデアが浮かびません。歳相応に老夫婦から攻めるか?ちょっと蜜柑さん以外の方の作品も参考までに覗いてみます。でも、私自身は力量不足で参加できないかもしれません。
随分と古い歌謡曲を思い出してしまいました。私からしても懐メロで聞いた曲なので、若い読者さまはきっとご存じないでしょうが、「青春時代」という歌です。若かった恋と、思い出と、今の優しい時間。その続きを私たちに投げてくださるなんて、作者さまもなかなか憎いことをなさる(笑)乗っかっちゃいますよ?
他人から見たら、日常の些細なひとコマでも、渦中の人には色々なドラマがある…かもしれない。ただ、なんとなく過ごすのもいいですが、たまに妄想したり広げてみたら、いつもの世界が変わって見えるかも。
レビューは男性側の立場です。もしかしたら……という可能性を考えるのって楽しいですよね。あと最後の指輪のとこ、ドキドキしました。ああいう言いまわし、個人的には大好きです。
心躍る楽曲がフェードアウトしていくように、遠距離恋愛もいつしか終焉を迎えた。忘れかけていた元恋人を電車の中で発見してしまった……そんな女性の心を紡いだ物語です。心情を言葉にするのではなく、電車内の出来事や恋人の仕草などを使ってとても上手く表現されています。見落としがちな日常の中にも、色々なドラマがあるということです。ラストも洒落た雰囲気を漂わせて締めくくられており、読後に読み手の想像力を駆り立てる作品だと思います。
何気ないような日常のワンシーンだがそこにだっていつでもドラマはある。話の前後を考えるのがとても楽しい話でした。自分も書かせて貰いたいと思います。
どこにでもあるような日常の出来事。 でも優しさに溢れていて、胸の奥がふわんとあったかくなる。 続きをいろんな方が書かれているようですね。 追いかけてみたいです。