悲喜交々の駅には、ドラマが溢れていますぜ!

心躍る楽曲がフェードアウトしていくように、遠距離恋愛もいつしか終焉を迎えた。忘れかけていた元恋人を電車の中で発見してしまった……
そんな女性の心を紡いだ物語です。心情を言葉にするのではなく、電車内の出来事や恋人の仕草などを使ってとても上手く表現されています。
見落としがちな日常の中にも、色々なドラマがあるということです。
ラストも洒落た雰囲気を漂わせて締めくくられており、読後に読み手の想像力を駆り立てる作品だと思います。

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