皆無な壱時
結局……手がかりすら見つからなかった…。
捜すにもそこまで遠くにはいけないし、䴇杜が居るから……。しかも、何故か仕事が何時もに比べ多いのだ。椎莵の仕業かと思えば最近顔を見せて居ないそうだ。まぁ、東雲情報だから、そこまでの事が本当なのかは分からない。
で、暑かったり寒かったりしたので俺は言わりゆる「風邪」にかかってしまった。
情けないな…と熟思う。
で、何故か周りにコイツらが居る…。右端に䴇杜真ん中に東雲左端に椎莵。
何故此処に居る!?
と、風邪で頭の働かない様な頭で考えた。
1俺が呼んだ
2看病しに来てくれた
3とりあえず、様子見
4死刑執行日
5単に邪魔しに
その選択肢の中から、俺が辿り着いた答えは…
5の単に俺を邪魔しに来たのだろう…。
俺が熱で魘されていようがいまいがコイツらには関係無いのだから。
他人、血など元より繋がってすら居ない、赤の他人なのだ。
なんて…知っていたであろう事を何故今になり考えている?愛着でも、湧いたのか?
まさか…でも、確証、証拠、理由すらないのに。
あ〜……でも、熱で頭がついていかない…。
これ以上考えるのはよしておこう。
熱で苦しいのにもっと苦しい事を考えるなんてお馬鹿さん〜✨
何処からか…そんな言葉が聞こえたような気がする………
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