此処は監獄(地獄)だ。

「貴方が今、考えている通り、貴方は、なぁんにも、してませんよ?それは私が保証到います♡」


内心、コイツとはは馬が絶対合わなさそうな、1部の奴に嫌われるタイプの奴だな…っと、椎莵を分析してみた。けれど、今の時点で聞いた言葉を思い返し、コイツはなんの為に俺を此処に入れたのかの、理由が分からなくなってしまった。其処で俺は…


「なら、何で俺を監禁してんだよ?何かの罰ゲームでも、あるまいし…」


椎莵は少し笑みを浮かべ、何かを話そうとした…だが、椎莵同様、鉄格子の外から背の高い高身長の女が歩いてきた。


「ゲッ!!……居たんですね…東雲看守長…」

椎莵は、俺にでも分かるようなさっきとは別の暗めの声を出して言った。コイツはやばそうだな……っと、内心冷や汗をかき、その看守長?らしき人物は、俺に突然言い放った…。


「こいつが、噂の放火犯と殺人鬼…で、合っているな?」

椎莵が頷くと、看守長?は、俺を見て、こう言った。


「この阿呆で間抜けそうな顔の奴がやれるほど、賢そうには見えないけどな」


俺は自分の耳を疑った。見ず知らずの奴に…それも女に言われるとは、思ってもいなかったし、凄く屈辱的だ…。俺の顔を再度見て、どうでも良い…っと言うような表情をされたのを俺は読み取り…怒りが込み上げる…まぁ、こんな所で発狂したとしても、此処に誰も助けには来ないのだ。頭では分かっていても俺の短気…単細胞な脳は怒りの発散をしたいと訴え続けていた…。


「まぁ、そんな事は、どうでも良い。802番…ついて来い。後、椎莵…お前は、職務に戻れ」

看守長が命令を下すと逃げ去る様に椎莵は、出て行った。



まぁ、こんな所に俺を監禁したとしても、「誰かがきっと助けてくれるはず…」っと、言いたげだが、夢を見るには遅すぎたようだ…何故なら、此処は「監獄と言う名の地獄なのだから…」

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