再開〜待ち望んだあの日は…?
はぁ……清掃俺が毛嫌いするような事だな。まぁ、拒否権は無いのだろうだけど…。いつの間にか横で座っていたはずの䴇杜は、居なくなっていて…
そう言えば、時々忘れそうになるけれど…俺は何時此処から、出られるのだろうか…「無罪の罪」で監獄行きになった俺はこんな所でのんびりと清掃をしているべきでは無いのに…すると、背後から冷たく刺さる様な声が聞こえた…
「静かにさっさと掃除も、出来ないような屑だったか?」
コイツは、よくペラペラと、人を愚弄する言葉が出てくるな…と正直感心する…。無言で、黙っていると東雲が顔を覗き込んで来たので一旦離れるとしよう…俺だって男なのだ。
そう考えていると東雲の後ろから椎莵が凄い目つきで俺を睨んで来たのであ、これは地雷を踏んだな…と言うような事を思った…まぁ、簡単完結に例えるならば…「蛇に睨まれた蛙」だった。
そこで俺は椎莵にこう言ってみた
「東雲がどうかしたか?(ニヤニヤ)」
すると、何時も俺を小馬鹿にするような口調では無くハッキリと…
「煩いですよ!?…半径三メートル以内に近寄ったら……:( #´°ω°` ):イラッ」
とイライラしているのが手に取るように分かった…だがもう、今日はこれ以上刺激しない方が身のためだろう…。
所で䴇杜は、何処に行ったのか…はたまた只のサボりなのか…どちらかが居なくなればもう片方にも疑いがかかるから面倒だ…。
と俺がブツブツ言っていると耳元から…
「お経でも、唱えてるんかー?wさっきからブツブツめちゃくちゃ五月蝿いでー?w」
笑いながら耳元で言ってきたので少しイライラしながらも俺は、こう答えた…
「さぁ?どうやって無実を証明するかを考えてただけだ…」
と俺が言うと少し笑って
「心配ありがとーなぁ?w」
何故か俺は䴇杜にお礼を言われて首を傾げた。
なんだかんだ言ってもコイツらの事を信用していたのかもしれないな………
この時は知る由もないのだけれど…
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