三雲の目継ぎ―２年目

　自分がいわゆる普通の人間ではないと知ってから、はや一年がたつ。相変わらず、何かと不順な日々を送っているが、今度は、銀ちゃんの災難をやたらと「見る」ようになってしまった。その流れで発動する、十岐の放任スパルタ。逃げられるはずはなく、妖怪たちに邪魔されながらも、特訓は進んでいく。
　妙なときにやってきた転校生は何か気になるし、そして、結が……

　──不完全なまま、力を使うときは訪れる。


※旧題『いつか目になる私の、その続き』
　よければ『１年目』から。
　でも、すっ飛ばしても、読めないことはない。
　はず。