寧さんの二度目の少女時代も二年目、十岐さんや妖怪たちとの暮らしも、仲のいい友人がふえた小学校での生活も相変わらずにぎやかですが、銀治さんの危機や無愛想な転校生との関わりを通じて、一番の親友である結さんとの関係におおきな変化がおとずれることになります。
誰かの力になりたいとおもうことや助けてもらうこと、自分を知ってもらうことや本当の気持ちをきくこと。その人が自分にとって大切な存在であるほど、一歩を踏みだす勇気が必要になることと、その先にまっている幸せのことを、寧さんと結さんが降りそそぐ桜のなかでおしえてくれました。
ゆったりと物語に向きあいたい方におすすめの作品です。