占いを信じる者、そして信じない者も必読☆

信じる者は救われる――神の他に当てはまるものがあるかと問われれば、愛宕は占いと答えます。占いを利己的に使うのは人の性。例え信じていなくても、気がつけば縋るほどに依存している人間の心の機微が上手く描き出されている一作です。

オール日本人のキャストでまとめても十分に面白い仕上がりかなと思いますが、外国人を混ぜる事で物語の奥行きがグンと広くなり上質な海外ドラマみたいな仕上がりとなっているところもポイントです。

この作品を読めば……きっと『賢者の手』という小説に縋るほど依存していることでしょう。そう、まるで占いのように――。

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