「伝える」ことの難しさや切なさを描いたSF作品

世界観を巡るこの奥深いSF物語は、言葉と宗教を巡る哲学でもある。
伝えるということ。言葉というもの。その真実の姿に次第に迫ろうとする展開が本当に魅力的で、読み終わるのが勿体無かったくらい。
チェコが舞台という辺りがとてもよくはまっていると思いました。歴史ネタを挟んで下さるのが尚更。

その他のおすすめレビュー

白里りこさんの他のおすすめレビュー407