夕方のお祭りの雰囲気がすごく伝わってきました。主人公とヒロインの可愛らしいやりとりが素晴らしい。お祭りで買った物が物語の中でそれぞれ役に立っていたのも凄かったです。
賑わう祭りの情景と静かに打つ雨のコントラストが絶妙でした。運命的に出会い、そして淡い恋の物語だと思いきや、ラストはもう一歩踏み込まれていて切ないラブストーリーにピリッとスパイスがきいて引き締まった感…続きを読む
仮に最終段落がなくとも、真夏の夜の淡い悲恋を描いた名短編として高評価は揺るぎないものになっていたでしょう。恐らく恋愛・ラブコメジャンルの中ではそうした作品も少なくないと思います。けれども、言葉の多義…続きを読む
祭りの賑やかな描写、狐の出てくる怪異がにじむ物語の設定、それに寄り添うような丁寧な文体。それらが合わさることで独特の世界が生まれ、あっというまに物語に入り込んでしまいます。そしてメインの二人のキャラ…続きを読む
ラストがうまい。唸ってしまった。ぷらぷらしているだけの男だと思ったらイケメン(性格)じゃねーかよ畜生。すらすらと読めて、情景も浮かんできて、よい文章だと思う。フリガナが丁寧にふってあるところも高評…続きを読む
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