バースデイ・バイ・バースデイ

恥ずかしがり屋の主人公と、一見ラフだけど、実は勝負強い彼。２人の方程式の答えは一体どこへ？？

　そんな言葉が似あうお話です。
　数学自体チンプンカンプンですが、このお話にはそんな私でも数字に魅力を感じさせてくれる素敵な恋が詰まっていました。
　

彼女が純粋だから、余計にいいのかな。
やっぱりキュンキュンする♪
若くて強引なんて、無敵だよ。
敵うはずがない。
あ・・・自分に当てはめてしまった・・・＞＜;

人の目を見て話せない。
私も少しそういうところがあるので、余計に感情移入してしまいます。
人の目を見て話をしなくちゃとは思っても、これがなかなか（汗

（何の恋愛に発展することもなかった我が学生時代の塾通いを尻目に読ませていただきました）
恋愛に方程式はないとよく言いますが、数式が恋愛小説を紡ぐことはあるのだなあと。過不足ない表現とフリオチの妙が実に小気味好くまとまっています。そして場の空気を読んでくれた影の功労者たる峰岸くんに細やかな拍手を贈りたいですね。

　私は　本を読まないので、長編は　無理だけど
恋愛・ラブコメなら…っと思って、読ませて頂きました。

　人物の描写が　細かに書かれて、想像し易かったです。
登場する順番からいくと…と、想定も　わかりよいですし
この短い中に、色々と仕掛けが　盛り込まれていて
作者様の構想立ての素晴らしさが、私にもわかりました。

　モヤモヤする点は、恋愛好きの私としては。
どうなって・そうなったのか、ソコが　詳細に書かれて
いない事、その点です。
　けれど　誰しもがもつ、誕生日という　題材と、場面
設定から、その点すらも　読者に想像させて読み進めれる
感じを踏まえて、書かれているのだろうと思いました。

　容…続きを読む

偶然が偶然を呼ぶ様がとても面白かったです。こうなるのかなーっていう予想を、私は読み違いました。
皆さんはどうでしょうか？
ちょっとした謎解きみたいで楽しかったです。

数学の塾講を始めることになった主人公。あがり症の彼女が初めての授業を和ませようと紹介した式から、物語が始まる。
最後までどうなるかわからないストーリーが面白いだけでなく、相手の子の素敵さにもときめけるお話です。
短いながらも満足度高いです！
うらやましいなー。主人公。

かっちりと綺麗にまとまった恋愛掌編でした。
作劇技術の巧みさも素晴らしいのですが、個人的には塾講師のお姉さんのキャラがメッチャ可愛くて、ニヤニヤしまくりです。
根が生真面目で融通が利かなくて、でも相手からグイグイ押されると逆らい切れないという……
そんなお姉さんの極めて理想的な強気受けスキル、正直辛抱堪りません（鼻声）。

私も高校生だった頃に、こんなお姉さんとイチャコラしてみたかったものです（遠い目）。

この短いストーリーの中に見事なまでにドラマチックな展開が盛り込まれていて、読後感の素晴らしい作品でした。

登場人物も実にいい味を持っていて、誰もが経験してきたであろうシチュエーションに、あっという間に引き込まれました。

楽しかったです。