アジな物語、揚げたてがうまいですぜ!

工場地帯の近くで長年のれんを出している食堂が舞台です。
そこへ常連さんではない客人が現れて……ここからがこの物語の本領発揮となります。

舌鋒鋭い作家らしく、鋭い切れ味の展開に読み手を引き込みます。
このあたりは、本当に巧いですね。勘所をきっちりとおさえながら、ワクワクさせ、そしてラストへと運ばれて行きます。

店主の最後のセリフは、まさにアジな一言でした。

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