アジフライの衣に衣替え、ネタバレなレビューになるが、言わずないられん、語呂もよく展開も良くて、思わず笑ってしまいますね♪( ´▽`)
いろいろな素材を、出来事と絡めながら表現していくスタイルが面白いと思った。まさに活かすも殺すも使うもの次第。そんな忘れがちなことを教えてくれる一品。
この様な上司の言葉にオロオロする部下見栄を張ってみたところで、何の得にもなりませんね~最後に店主が言った一言「世間は衣替えか」アジフライは、一年前にコロモ替えしたばかりですね。店内のお客の様子など、文面でしっかり読み取れ、面白かったです。 桃花
たった一つのアジフライに対する見方や考え方、それを作る料理人を如何に評価するか。たったそれだけで評価する側の人物の価値観や器が見えてしまうという、他愛のない光景に見えて実は奥深い一作でございます。最後はフライの衣だけに……と上手い締め括りで小説の幕を下ろすのが素敵な演出でした。あの上司や新人君の今後を考えると、思わずニヤリとしてしまいそうです。
アジフライとかけまして……なんと解く?深い。何事も責任のもとに表に出さなければいけない。本当にすごいかどうかはほんの些細なことでわかる。いつもながら終盤への流れが秀逸でした。アジフライ定食が食べたくなりました。
季節にちなんだいい具合の短編です。私の経験では、~~代理とか、~~補佐とか、肩書きに不要な補助ワードがついている人はだいたい無能のイメージがあります。フレッシュマンくん、頑張れ……っ!
優れた表現力は短編で力を発揮します。的確に表現された文章を読む時間は,何物にも代え難い安心感と贅沢さを味わえます。もちろん,作品のアイデアの良さもお薦めのポイントです。少しの時間で読み終わります。短時間を有効に活用したい時に読むのにピッタリの作品です。後悔はさせません。
常連客に愛されながら、長年同じ場所で地道に営んできた定食屋。そこにランチを食べに来た男が二人。淡々と進む物語ながらも、読者は短い時間のうちにフレッシュマン、店主、馴染みの客たちに感情移入しながらハラハラと読み進めていくことになります。最後にはほっと胸をなでおろしつつ、フレッシュマンの今後が気になりつつも、落語のようなひねりの効いたオチに思わず膝を打ちたくなるはず。まずはご一読を(^^)
衣にもならない、不味い人間もいるものです。作者様の上手い表現で楽しませていただきました。
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