繰り返す、白昼夢で見た猫は…

現実を煙に巻いて、白昼夢を生きる。
殺し屋というモチーフを使った心情小説に感じました。

現実感はあるのに、ふわふわとした夢のような語り。それが現実で何が悪い?
物語に引き込まれたのは、そこに大切なものが宿っていたからだと思います。
こちらの作家さんの真髄は、きっとそこにあります。

あなたは今まで何人殺してきましたか?
繰り返す、浅い眠りに見た夢の中で…。

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