猫と苺なんて組み合わせは、そもそも相容れぬような気もする。虚構…現実…。いや…たぶん現実。でも日の当たる場所ではない…。視えてるけど、行けない場所、そんな場所の小さな話。
『お湯ラーメン』エッセイ・実用・実話コンテスト一次予選通過作品。 『もしも刻を戻したならば…』恋愛小説コンテスト一次予選通過作品。 『BEYOND THE T…
殺人業を生業とする組織の一員である、主人公の女性。同僚の男性が組織を裏切ったことから幕があきます。登場する役者(キャラクターというよりも、しっくりきます)たちは誰もが何かを抱えて生きているという…続きを読む
この作品を最後まで読んではじめて立ち上がる、絵画のような情景。何かを説得するでもなく、幸福感を追い求めるでもなく…ただ淡々と、主人公の目の前に起こる出来事が並ぶ。そして…最後に立ち上がる絵は、強…続きを読む
ゆらゆらとした陽炎の向こうに物語が見えているようで、見えそうで見えない感覚が「殺し屋」のいるような世界にぴったりだった。実体のない人たちが、本当の心もどこかに置き去りにして生きている。いや、生きて…続きを読む
人間関係の複雑さが上手く描かれている本作。「猫」「イチゴ」「おかま」「ゲイ」など名前のようで名前でないあたかも記号のように小説内では登場人物が表現されている。これは、登場人物達の距離感を表してい…続きを読む
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