ちいさな物語。大きな幸福。故に際立つ儚さ。

どんな家庭にもある、ちいさなちいさな物語。

でも、老いて後振り返ると、その『ちいさな』が、とてつもなく大きな幸福であったと思い出されることがある。

思えば、家族全員が心身元気で揃っているという期間はとても短い。
彼らの幸福な描写が続くこそ、後の事を憂いてしまう。

千変万化は世の理。なんと人の世の儚さよ。

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