詩的文章に「君」の15㎝が映える。

 「僕」の一人称語りで進んでいく文章が、とても詩的でリズミカルで、読んでいて気持ちが温かくなります。特に「僕」の「君」への想いがつづられていく中で、「君」への愛おしさがつのります。それがただの恋愛対象である「君」ではないのがまた良いです。
 そして明かされる「15㎝」が、このように表現されていて、とても凝っているなぁ、と唸らせられます。
 温かい気持ちになりたい方、是非ご一読を。

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