父親の一人称で綴られる、君(娘)と君(娘)への想いと思い出。自分が近い境遇にいるので、過去と現在と未来に重ねて読みました。柔らかい文章が心に沁みます。15センチの使い方も自然でほっこり。
ライト文芸やコメディが大好きな作家。ビジネスマンの悲哀や自己肯定感の低さを自虐したツイートは共感者多数。 ことのは文庫やスターツ出版文庫にて出版しています。 …
物語というか、エッセイというか、詩というか。どんな切り口で読んでも楽しめる一作でした。あっという間に育ってしまうスピード感も実感させられました。(子供まだ居ませんが)
この温かな読後感は物語を多読する最近でも珍しい。それほどにこの『僕と君』は、慈しみに満ちた優しい物語だ。詩的でありながら、要所の知識はきちんと押さえてあるのも筆者の力量であり、この物語を柔らか…続きを読む
15センチコンテストは作者の良さが出た面白い作品が多いですが、こちらもそんな一篇です。父親と娘、その奥さんも含めたしみじみとした物語。日常生活の中にあって忘れてしまいそうな、でも本当はそれこそが大…続きを読む
どんな家庭にもある、ちいさなちいさな物語。でも、老いて後振り返ると、その『ちいさな』が、とてつもなく大きな幸福であったと思い出されることがある。思えば、家族全員が心身元気で揃っているという期…続きを読む
もっと見る