元書店員さんが、本屋さんの仕組みを分かりやすく説明しながらカクヨムのシステムと比較してくださっています。
カクヨムで書いたり読んだりしている方ってきっとほとんどの方が本がお好きなんじゃないかと思うんですよ!
作中でも触れられているとおり、ひょっとしたら若いユーザーさんの中には本屋さんに行く習慣のない方もいらっしゃるかもしれませんが、たいていの方は「あ~そういう仕組みなのね~!!」となるはずです。
カクヨムを本屋にたとえて問題点を指摘し、指摘だけにとどまらず改善案も提示してくださるの、本当に親切です。
確かに、リアル本屋さんはジャンル別に分けて売っている……。
現状のシステムだと作者側にできることはなさそうですが、もしこの提案が採用された時に自分の作品をどうするか考えるのはきっと有用ですね。
あと、タイトル……。
……タイトル…………。
かといって、今時ラノベの、作品の内容を全部詰めた長いタイトルも、覚えにくいんですよね……。
間違えて覚えた時の悲劇が……。(ひゅうどろ探偵社笑いました)
こっちについては作者の側で頭をひねる必要がある問題なのでよく考えたいです。
元・本屋さんの作者さんが提案する、カクヨム改善案。とてもいいアイデアがあり、ぜひ実現してほしい。でも私は運営じゃないので、運営さんに届くようにレビュー! 届け、この気持ち!
具体的な内容としては、トップページをジャンル別につくるとか、ランキングを短編中編長編に分けるとかは、ぜひ今すぐにでもやってほしいシステム改善。これは、すべて、読者が探している作品に行きつきやすくするための改善なのです。読者にとって居心地の良い場所でないと、すたれてしまうのですから。
あと、カクヨムでの「読者」と「作者」以外の、そこをつなぐ「本屋」という役割があることには、目から鱗が落ちましたね。何枚かキーボードの隙間に入り込んで困っています。
実際に本屋さんで本を売っていらした方の
『もっと、こうしたら売れるのに』という
ご意見は、なかなか拝聴することができない
希少なエッセイだと思います。
編集者様は「こうやって書けば、もっとよくなるよ」とは
言って下さいますが、
「もっとこうやって書けば売れるのに」という
具体的な提案ができるのは、
やっぱり売っている側の方だと思います。
ですが、それは単に本が売れて数字が出せればOK。
じゃなくて、
いい本をたくさんの人の手に届けたい。
このエッセイは、そんな本への温かい筆者様の思い入れであり、
ものを書こうとして格闘する人への
エールのようなものなんじゃないかと感じます。
私自身も、売れるかどうかは『本のタイトル』。
これに尽きるなと同感です。
内容は、タイトルの後からついてくるもの。
先にタイトルありきですからね。
タイトルに引きがなかったら、手に取ってもらえない。
だから売れない。
原因と結果は明快です。
ですが……。私、自作にタイトルつけられない難病を
抱えています。
まず、どんなタイトルをつければいいのかもわかんない。
誰かが考えてくれるんなら、そのタイトルでいいやぐらいな
感じです。
これは、私の中に本気で自作を
『届けたい!』『読んでくれ!』的な熱意や押しの強さが
欠けてるんじゃないのかな。
自信ないのかなとか、いろいろ気づかされました。
そして、あらためて、
「本気で自分の本、売る気あんのか!? ああっ!?」
と、気持ちよく喝を入れていただきました。
(長文、失礼致しました)
筆者様の仰る通り、このサイト
「全ての物語を愛する人に」
なんていうサイトじゃないのかもしれませんねぇ。
で
「レビュ爆・☆爆問題の簡単な解決法」なら他にあります。
単純明快。書き手(投稿者)のを禁止すれば良いだけです。
最低限、読み手と分けるなんてのもアリですな。
そうなれば自然と
書き手は読み手と、読み手は書き手と
向き合うでしょう。
そもそも
書き手と読み手が
全く同じシステムの同一線上に居ること自体に無理がある。
いくつか問題が想像されますが
それはまた別の話。
で
「それではサイトが回らない」
だったら他に回る方法を考えれば良いだけの事。
ま、このサイトが
「全ての物語を愛する人に」
なんていうサイトを目指していればの話ですが。
また
それが最大公約数的に
可能であればの話ですが……
実は、その昔、ケータイ小説サイトやパピレスでも同様の試みをされていましたね。完結済みの作品をまず無料で投稿し、人気投票を行い、もっとも人気が出た作品を即有料化して、電子書籍で販売していました。
かなりシビアでしたね。ウケなければすぐ掲載終了されてました。
同じようにパブーでもキンドルで発売してみたり、同人誌ふうに値段をつけてみたり。
創作畑で本を作っていらっしゃるような方だと、案外応援の意味で買ってくださることも多いようですね。
でも、これだと同人になっちゃいますね。それではきっと夢がない。
カクヨムは出版社が拾い上げする、という意図を持って作ったサイトでしょうから、書く側としては、わくわくしながら拾い上げされるのを待つところ、なのかなあと思います。
好きな作家さんはいるのだけどなかなか目に見える形の支援がしたくてもできない、と二の足を踏んでいらっしゃる方々って、実はけっこういらっしゃるのではないかと思ってまして。
かといってレビューや感想となるとハードルが高くてなかなかできない。
そんな方々のための目に見える形が、ご提案のような形であってもいいのではないかと思ったことはあります。
小説業界にはあまり馴染みはありませんが、実のところ別の業界では作家支援などの動きが徐々に出てきてますからね。
ただし別の新たな問題が浮上する恐れもありますから、実際に導入するかどうかは慎重を期す必要はあるでしょう。とはいえ、提案の一つとしては議論のたたき台にはなると思います。
しかしそれにしましても……
元・書店員さまですか。なんだかシンパシーを感じてしまいます。
やはりどこの書店さんもしんどいのですね……