★★★ Excellent!!! 文体まで愛が詰まっている。 @kotenng 冒頭からオマージュが始まり、旧字旧仮名遣いに文体まで愛が詰まっています。物語も原作者と作者の視点が交錯していて、とても面白いです。確かに作者の視点に原作者は近いですよね。こういう共通点もあったんだと感動します。ストーリー展開も素晴らしく、最後まで目が離せません。 お読みいただけましたら幸いです。 レビューいいね! 0 2021年1月1日 17:21
★★★ Excellent!!! 文体の意味とか @harunasubi 文体模写とオマージュからなる童話っぽさが、強めのSF的な内容を包んでいて、読みやすさにつながっていると思います。 8話で「お?」と思う記述が地の文に1つあり、その謎が最終話で解けました。 ということは作品全体の読み方、つまり文体模写の意味が変わってくるのかも? もう一回読みたくなる作品です。 レビューいいね! 0 2020年5月22日 01:15
★★★ Excellent!!! HALと春 真澄透明 まだ読んでいる途中なのですが、フライングでつけさせていただきます。 『2001年宇宙の旅』や宮沢賢治作品からのオマージュが巧みに構成されていて、それがふんわりとひとつの世界観を紡いでいる、まずその手腕に脱帽しました! 私は大変好きな作風です。 また読み終わってから追記します。 レビューいいね! 0 2019年1月10日 16:01
★★★ Excellent!!! 賢治へのオマージュが際立つ 正一郎 宮沢賢治は、夏目漱石からオリジナリティがないというただ一点だけで「きみは向いていない」と酷評され、作家になれなかったという。もちろん、原書を読むようなカネもチャンスもそうあることでない明治期に、これが真っ当な評価かどうかさえわからないけれど、当時の感覚からすると、今でいう二次創作の先駆けだともいえる。 評論家ではない作家は作品でしか語れないらしい。例えるなら、水まわりをリホームするのか、想い出を残しながらリノベーションをするかも、これを読んでみるとオマージュの意味が際立つような気がする。 今まで、同じシーンを作者が違えばどう変わるのか、校正やら二次創作する動機(モチベーション)が上手くわからないでいたけれど、綺麗にするのが好きってことなら共感できるなあ、みたいなことです。 宇宙やら重力やら物理やら、制約だらけのなかで人とは違うことが書ける文才が、SFってことなのかもしれない。 (注意:ググってみると賢治と漱石の生没が合わないようだから、どこか誰かと勘違いしている。そこはお詫びして訂正) レビューいいね! 1 2018年1月29日 13:03
★★★ Excellent!!! 音読して読み聞かせたい、リズム感が心地よいものがたり @seiro1 読んでいて心地よかったです。選ばれて並べられた言葉たちのリズム感が好きでした。 ハルとシュラのバックグラウンドについてもいつか書いて欲しいです。 レビューいいね! 0 2016年12月31日 15:35
★★★ Excellent!!! 歴史的仮名遣いで語られる不思議な銀河の旅路 黒蛹 今の言葉遣いではなく歴史仮名遣いで進められる一風変わったSFストーリー。独特な二人(?)のAIの語りから始まり、銀河を巡る旅路は様々な出来事が起こり全く飽きません。 そして一話一話が短く綺麗に纏まっているので、途中で読み飽きたりしないという点が大きいです。 彼等の終着点はどうなるのかが楽しみであり気にもなる一作です。 レビューいいね! 0 2016年11月29日 23:47
★★★ Excellent!!! タイトルがアルファベットなところに近未来感を感じます。 すぎの 賢治の昭和な世界観を残しつつ、舞台が未来で銀河をさまようAIたちが主人公というところがおもしろい。宮沢賢治が好きならニヤリとできる仕掛けがたくさん。文学を愉しんでいらっしゃるなあと、尊敬してしまいます。続きがたのしみ。 レビューいいね! 0 2016年11月24日 23:01
★★★ Excellent!!! SF好きも賢治好きも集まれー! 冬野瞠 注文の多い料理店が大大大好きなので、冒頭でぐいぐいっと引き込まれてしまいました。 旧仮名遣いで語られる未来の話、という着眼点に脱帽です。 賢治の作品と繋がっている部分を発見すると、思わずにやりとさせられるのも楽しいです。 どこか牧歌的でノスタルジーを感じる文章が読んでいて心地よく、ついつい何度も読み返しています。 一人でPV増やしていてすみません。 SFはあまり読んだことのない人、宮沢賢治の作品にはこれから詳しくなろうと思っている人、SF大好きで賢治の作品も大好きな人、どんな人でも楽しめる内容だと思います。 これからどう話が展開するのか楽しみです。 レビューいいね! 0 2016年9月12日 21:15
★★ Very Good!! 旧かな使いが魅せる、静かで冷ややかな理性の鋭さ。 AranK 宇宙空間は、まっくらな中に星が瞬く。 さながらそれは、寒々とした空間の中に理性の光がいくつも存在する世界のよう。 本来三つだった、二つのAIと奇妙な言い争い。線路の如き平行線の数々。 横浜駅SFにも見せていた、作者の理知的な冷然さは健在。 そしてAIを含めた、登場人物の数々はどこか風刺めいている。 旧かな使いが理性的な雰囲気をさらに醸し出す。 続きを読みたい。と思ってしまう奇妙さがあります。 レビューいいね! 0 2016年9月7日 18:20
★★★ Excellent!!! 懐かしい、遥か未来 白里りこ 宮沢賢治とサイエンス・フィクション、嵌っているような違和感があるような、そのアンバランスさに不思議な切なさを感じる。 宮沢賢治は好きなのでタイトルホイホイされました。 レビューいいね! 0 2016年9月7日 11:58
★ Good! もしあの話の登場人物がロボットだったら、そんな話。 @umazo 宮沢賢治っぽい文体や雰囲気が面白いけど 教訓だとか繰り返しの詩的な雰囲気、作者の精神を覗かせる要素が 欲しくなってしまうところ。 ペンネンネンネンネン・ネネムはでてくると嬉しい。 レビューいいね! 0 2016年9月7日 00:42
★★★ Excellent!!! なんという牧歌的な…… クファンジャル_CF ポスト宮沢賢治といったところでしょうか。湯葉氏は常に古臭い、しかし最も新しい世界を生み出し続けている。そんな気がします。 レビューいいね! 1 2016年9月5日 11:30
★★★ Excellent!!! 春と修羅なんですね 江草 乗(えくさ じょう) 宮沢賢治ファンならすぐにタイトルの意味はわかるでしょう。 そしてもう一つのAIにつけられた名前の意味も。 レビューいいね! 0 2016年9月3日 10:26
★★★ Excellent!!! そしてクラムボンはかぷかぷわらうのか? @fbeen またはセロ弾きか? もしくは産業組合青年会か? 今度は何が出るのだろう?楽しみな作品です。 「雨ニモマケズ」今後も更新がんばってください。 レビューいいね! 0 2016年9月2日 17:52
★★★ Excellent!!! なぜか笑いがこみ上げてくるセリフと、中毒性のあるおかしみ。 既読 タイトルは宮沢賢治『春と修羅』を模していると思われるが、中身は同作とあんまり関係がない。むしろ下敷きとなっているのは、同『銀河鉄道の夜』や『注文の多い料理店』などだろう。未読の諸氏は青空文庫でタダで読めるからちょっと読んでおくといい。 本作のうまみは、宮沢賢治の作品における特徴である独特の口調による掛け合いをきれいに模写しながら、その中にSF的な単語を混ぜ込んでいくことによって生まれる、なんともいえないおかしみにある。 「浮遊小天体に突つ込みでもしたら、ずいぶん痛快だらうねえ。軌道を外れて、くるくると飛んでいくだらうねえ、シュラ」 こんな具合で、まるでジョバンニとカンパネルラの掛け合いのようなセリフに、ハードSFてきな雰囲気が混じって、なんだか笑えてくるのである。もともと賢治の作品はSFの要素を色濃くもっている点も、この奇妙なシナジーを助けているのかもしれない。この親和性に気づいた点が、現時点で最も評価すべきポイントと言えるだろう。 本レビュー投稿時にはまだ2話までしか公開されておらず、話の筋については評価できないが、湯葉氏ならばきっと読者を痛快に裏切り、抱腹絶倒の中にもほろりと涙を流させるような大展開を用意してくれるものと期待している。3話はよ。 レビューいいね! 1 2016年8月31日 19:17
★★★ Excellent!!! 科学と文学の融合。 髙 仁一(こう じんいち) SFなのに旧仮名遣いを使っているというところがミソでしょうか。その科学と文学の融合は宮沢賢治を思い起こさせます。 旧仮名遣いを使っているにも関わらず、簡潔で明解な文章なのでとても読み易いです。逆に旧仮名遣いの読みにくさが丁度いいエッセンスになっています。 世界観が説明するでもなく自然に伝わってきます。これからのストーリーに期待します。 レビューいいね! 0 2016年8月31日 13:16